第28回京都国際学生映画祭プレイベント「生死(しょうじ)」開催のお知らせ

第28回京都国際学生映画祭(2026年2月)のプレイベントとして、2026年1月17日(土)に「生死(しょうじ)」と題してプレイベントを開催します。
この文章を読んでいるということは、あなたは確かに生きている。そして同時に、いずれ死を迎える。生と死は避けることのできないテーマでありながら、日常の中ではあまり意識されないテーマでもあります。
本プレイベント「生死(しょうじ)」では、京都国際学生映画祭の過去入選作品の奉納上映をきっかけに「生きること」「死ぬこと」とは何かを、ゲストと共に考えます。作品に描かれるのは英雄の姿でも、非日常な冒険でもありません。それは我々のすぐそばにある、生と死の影なのです。
開催場所は清水寺。上映後には、清水寺執事・森 清顕 氏、上智大学グリーフケア研究所名誉所長・髙木 慶子 氏を交えたトークを実施します。清水寺という、京都、そして日本を代表する場所で、本イベントが、参加者一人ひとりが自身の人生を改めて見つめる小さなきっかけとなることを願っております。

〇開催概要
プレイベント「生死(しょうじ)」
・開催日時:2026年1月17日(土)19:30~21:30(開場19:00)
・会場:清水寺 経堂(非公開重要文化財)
(〒605-0862 京都市東山区清水一丁目294)
https://maps.app.goo.gl/N2yZyA1YECNXEPBo7
・上映作品:
1.「The hills of birds」(韓国/2024/27分/フィクション)監督:Lee Euntaek
2.「Vortex」(韓国/2024/19分/フィクション)監督:JANG Jae-Woo
3.「にわとりはじめてとやにつく」(日本/2024/16分/アニメーション)監督:栗原侑莉
・ゲスト:清水寺執事・森 清顕 氏、上智大学グリーフケア研究所名誉所長・髙木 慶子 氏

〇上映作品(2024年京都国際学生映画祭入選作品)
昨年の入選作品のうち、他者の人生に思いを馳せる3作品を奉納上映します。上映後は、作品に関連したトークをお楽しみください。

1.“The hills of the birds”(韓国/2024/27分/フィクション)監督:Lee Euntaek
(あらすじ)
「鳥の山」、鳥だけが越えられると言われていた山は、誰一人超えることはできなかった。数十年前に唯一超えることができた父は、今では数メートルの丘さえ登れないがん患者だ。車椅子の父と病院から帰る途中、息子のザイオンは急な丘を越えて家に帰ろうとする。

2.“Vortex”(韓国/2024/19分/フィクション)監督:JANG Jae-Woo

(あらすじ)
男の子は、父親が海で働いている間、病気の母親の世話をしている。彼は母親と父親に関する最悪の想像に悩まされ、ひどい悪夢に苦しんでいる。ある日、彼は海辺で大きな岩を引きずっている女の子を見かけ、彼女の後を追い、彼女がどのようにして最悪の想像から逃れたのかを発見する。

3.『にわとりはじめてとやにつく』(日本/2024/16分/アニメーション)監督:栗原侑莉

(あらすじ)
200X年、世界は「全ての生き物が生まれも死にもしなくなる」という未知の災害に襲われた。生という無期懲役を課せられた世界で男と少女は出会う。なぜ人は生きるのか、この命に意味はあるのか。人が生きる意味に迫った、短編アニメーション映画作品。

〇ゲスト

・森 清顕 氏(清水寺 執事)
“歴史と現代をわかりやすく結ぶ宗教知の案内人”
1976年に京都・清水寺の地に生まれ、地域と寺の未来を見据えて成長。立正大学大学院で博士(文学)を取得後、清水寺の教学部長・執事として寺院運営や学問的伝承を担い、泰産寺住職としても活動。上智大学グリーフケア研究所や立正大学、立命館大学の非常勤講師・研究員として、心のケアや歴史・防災への洞察を教育に展開。文化財保護や研究にも精力的に取り組み、清水寺夜間貸切参拝や公開法話などで、国内外からの参加者を魅了する。ラジオ番組登壇や、対談での思索も交えながら、仏教の智慧を現代社会に届ける“案内人”として注目されている。


・髙木 慶子 氏(上智大学グリーフケア研究所名誉所長 / 全人力を磨く研究所 理事長)
“愛と寄り添いの力で“人”を再生するグリーフケアの旗手”
1936年熊本県生まれ。聖心女子大学で心理学を修め、上智大学神学研究科で博士(宗教文化)を取得。援助修道会のシスターとして生涯を通じ、人々の「悲しみ」と真正面から向き合い続けてきた。終末期のスピリチュアルケア、阪神淡路大震災・JR福知山線事故などへ寄り添う活動は、社会を支える実践として高く評価されている。上智大学グリーフケア研究所名誉所長で、日本スピリチュアルケア学会理事長も歴任。2023年には「全人力を磨く研究所」を立ち上げ、人のあらゆる力を引き出す社会的場づくりを主導。著書『悲しみは、きっと乗り越えられる』『「ありがとう」といって死のう』など、人の心の回復を支える多数の著作を出版。現代における“癒しと成長の道標”として、講演や教育でも多くの人に影響を与え続けている。


・トーク司会者:山口洋典(やまぐちひろのり)
“越境する学びで社会と大学をつなぐ教育・研究者”
立命館大学共通教育推進機構教授として、サービスラーニングや地域連携教育を牽引する存在。大阪大学大学院で博士(人間科学)を取得後、同志社大学や浄土宗應典院での実践を経て、教育と社会の接点を探求してきた。専門は社会心理学・教育社会学で、災害復興やコミュニティデザインをテーマに、学生が現場で学び、社会課題に挑む仕組みを構築。東日本大震災の復興支援(大船渡・気仙沼)や能登半島地震の現場でも学生と活動し、地域再生に寄り添う教育を展開。著書『はじめてのファシリテーション』では、対話と協働の技法をわかりやすく解説。越境的な学びを通じて、大学教育の新しい地平を切り拓いている。

〇申込方法・申込期間
申込方法:以下のGoogleフォームよりお申込みください。
申込フォームはこちら
申込期間:~1月16日(金)23:59
※先着100名となりますので、お早めにお申し込みください。
参加費:無料
・申し込み後、回答のコピーがご入力いただいたメールアドレス宛に届きますので、当日は受付にてその画面をご提示ください。
・複数名でご来場の場合も、お一人ずつフォームよりお申し込みをお願いいたします。
・未就学児の方はご来場いただけません。

<留意事項>
・当日は床に敷いた座布団にお座りいただく形となります。座布団はご準備させていただいております。椅子のご用意はございませんので、ご了承ください。また、会場は重要文化財ですので、簡易椅子などのお持ち込みは禁止です。
・会場内に暖房器具はございませんので、防寒対策の上、温かい服装でお越しください。

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