第12回京都国際学生映画祭の準グランプリ作品、廣原暁監督の『世界グッドモーニング!!』。第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に最年少監督作品として参加したあの快挙から半年。今回は彼の最新作、『紙風船』を凱旋上映いたします!企画プロデュース、制作、公開…全行程を東京藝術大学が中心となって行われ誕生した本作。ご堪能あれ。
岸田國士戯曲賞」の名で現在でもその名を残す、大正昭和を代表する劇作家、 岸田國士――彼の人間味にふれる『あの星はいつ現はれるか』『命を弄ぶ男ふたり』『秘密の代償』『紙風船』の4作品を現代をときめく東京芸大の若き監督たちにより映画化。キャストには仲村トオル、緒川たまき、大後寿々花ら豪華俳優陣を起用し、舞台となる鎌倉・江ノ島などのロケーションにも目が離せない。80年近く前に書かれた作品が現代に投げかけるものとは・・・
「あの星はいつ現はれるか」廣原暁
「命をは弄ぶ男ふたり」眞田康平
「秘密の代償」吉川諒
「紙風船」秋野翔一
仲村トオル 緒川たまき 大後寿々花 水橋研二 石田法嗣 佐津川愛美 高橋真結

江ノ島を舞台に繰り広げられる、淡いラブストーリー
江ノ島に住む絵ノ葉(大後寿々花)は、高校3年生。部活を引退し、進路に恋に迷いを抱えている。そんな絵ノ
葉と同じクラスの男の子大隈(森岡龍)は、クラスも通っている塾も同じで、親も知る仲の良い幼馴染。英文学
に興味を持っている大隈は、今日も翻訳家で、絵ノ葉の父(光石研)が訳した『不思議の国のアリス』の本を受
け取りにやってくる。度々やってくる大隈のことを、父は『狙われているから気をつけろ』と心配するが、母
(富田靖子)は、『勘違いの恋ほど辛いものはない』と断言し、別々の反応に絵ノ葉の気持ちは揺れていく。
そんなある日、江ノ島で『七夕祭り』が開催される事を知る絵ノ葉。大隈を誘おうとするが、その日は塾での大事な
試験があり、あっさり断られてしまう。結局賑やかな七夕祭りを横目に塾へ向かう二人だが、試験が終了し帰路
についた絵ノ葉は、大隈に『話したい事がある』と海辺に誘い出す。
そこで絵ノ葉は自分たちの事をBくんと例えて、想いを伝えていく。絵ノ葉がずっと伝えられなかった想い、大隈が出す答えが明らかになっ
ていく。
|
廣原 暁 (ひろはらさとる) - 『あの星はいつ現はれるか』 1986年、東京都出身。2009年武蔵野美術大学映像学科卒業。 2009年、東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域入学。黒沢清、北野武に師事。 - 主な監督作品 - 『世界グッドモーニング!!』(08) ・第12回京都国際学生映画祭、準グランプリ・観客賞を受賞 ・ぴあフィルムフェスティバル2010 審査員特別賞受賞 ・バンクーバー国際映画祭2010 ドラゴン&タイガー賞(グランプリ)受賞 ・第61回ベルリン国際映画祭にて上映 |
音と映像の科学実験。それがこの企画のテーマです。映画の中の音楽は、映像を最大限に生かす大事な要素。「でも、私たち添えもんじゃないのよ?」そんな映画音楽たちの叫びが聞こえませんか?
1つのコンセプトを元に、音楽・映像それぞれの分野で活躍する学生が作品を制作。それを様々な方法で掛け合わせた時,どのような化学変化が起きるのか?4作品の上映時には、ゲストに作曲家・プロデューサーとして音楽界の第一線で活躍する渡邊崇さんをお招きし、実験結果を学生と熱く語っていただきます。映像の音を、聴いて下さい。
ゲスト:渡邊崇 http://nikakari.com/
参加団体(所属)
音楽提供/明石麻裕(同志社大学)、空中芸大(京都市立芸術大学)
映像提供/超個人的映像制作団体 Cinema Studio PANDA (立命館大学映像学部)
作曲家、音楽プロデューサー。クラシック、現代音楽の作曲技術をベースに、様々なジャンルの映画、CM音楽を手がける。これまでにカンヌ、ベルリン、ベネチア、釜山等、多くの国際映画祭で受賞・ノミネートされる。最新作は石井裕也監督、仲里依紗主演『ハラがコレなんで』
関西で映像を学ぶ学生作家たちをクローズアップ!ここ関西ではいったいどんなクリエイターたちが活躍しているのか?彼らは何を求めて、映画を学んでいるのか?そんな疑問に答えるのが、この「関西学生映像イズム」です。
プログラムごとにテーマを変え、京都国際学生映画祭が今最も注目する映像作家や団体に密着。彼らは日々どのように飛躍をとげているのか。また、彼らが出逢えば、一体何が生まれるのか。そんな彼らの出逢いの瞬間、彼らに変化が生まれる瞬間を見届けます。
視点が変われば、見えてくるものも違うはず。それぞれのプログラムの視点から、彼らが見せる“今”に迫ります。見応え十分な3プログラム、是非全てに足を運んで違いをお楽しみ下さい。
関西の6大学の短編映像作家がここ京都に集まります。同じ映画の世界で活躍するが、異なる学校に在籍し、目指してきたものも様々な彼ら。環境が違えば作品の色もこうも違う、個性的なメンバーが揃いました。
さて彼らは一体、互いにどう影響を与えるのか・・・何が起こるか分からないクリエイターたちの出逢い。その全貌は、シアターで明らかに。
作家在籍大学:京都嵯峨芸術大学 京都造形芸術大学 立命館大学 大阪成蹊大学 成安造形大学 宝塚大学
今、関西で最も注目される2つの映像団体の奇跡の対談が実現。それぞれの自信作となる作品を上映した後に、今彼らが歩いている道、そしてこれから歩く道について語り合ってもらいます。それぞれの団体が今抱いている夢とは。またその夢は、互いに共有できるのか。異なる性質をもつ2団体の、熱い対談にご期待下さい。
参加団体:映像家族yucca 月世界旅行社
KISFVF実行委員が推薦する、ひとりの学生作家に注目。彼の大学4年間に焦点をあて、3本の作品上映と共に、彼のこの4年間の成長に迫ります。映画を学び始めてから今に至るまで、どのように彼の作品は変化し、彼は成長を遂げていったのか。“人生は逆境じゃないとダメだ”彼のこの言葉にこめられた、今までの想いとは。卒業を控えた今、彼の4年間の変遷を、会場の皆さんと共に探ります。
作家:大田健人(大阪芸術大学芸術学部映像学科4回生)

『Train of Thought』Leo Bridle & Ben Thomas
全てが紙でできた世界で、汽車の旅のリズムが物憂げな男のスケッチに生命を吹
き込んでゆく。

『Don't Be Afraid of the Dark Room』Kuba Czekaj
この物語は11歳の少女、ラタが彼女のパパに送る永遠の愛の物語です。
ラタは父の日に行われる学校の行事のために、パパに歌のプレゼントを用意して
いました。ラタはいつもよりずっと、パパと仲良くなれると思っていました。
できるだけラタはパパへの気持ちを伝えようと、ゆっくりとパパの隠れた秘密を
打ち明け始めるのでした・・・。
『忘れられた子供たち スカベンジャー』1995年
フィリピン・マニラ郊外の巨大なゴミ捨て場 “スモーキーマウンテン” に暮らす人々を主人公としたドキュメンタリー映画。製作に6年をかけて仕上げた本作は、第44回マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞をはじめ数々の賞に輝き、国内外で高い評価を受ける。
『神の子たち』『BASURA』の2作品の上映を予定しておりましたが、急遽上映を中止する運びとなりました。ご来場を予定されておりました方々に深くお詫び申し上げます。
生も死も、抽象的な概念でありながらしかし必ず起こる具体的な体験でもある。その”生死”を様々な観点や映像表現から見つめ、感じてみる。キュレーター中沢あき氏による、オーバーハウゼン国際短編映画祭及びその他の国際短編映画祭で上映・受賞した短編映画作品のセレクションプログラム。
ゲスト:中沢あき 協力:オーバーハウゼン国際短編映画祭
『man stribt./ the death of one 』Patrick Doberenz,Philipp Enders 32分 ドイツ 2009年
『Exodus』Almagul Menlibayeva 10分 ドイツ、カザフスタン 2009年
『I killed the butterflies.』Cyrill Lachauer 5分 ドイツ 2007年
『What I'm looking for』Shelly Silver 15分 アメリカ 2004年
『98 beautiful』 Tessa Knapp 17分 ドイツ 2010年
「エイガデゴハンヲタベルニハドウシタライイノ?」答えの出ないその疑問に、KISFVFが挑みます。ヨーロッパ・アニメーション界のゴダールこと、プリート・パルンの2作品と彼の作家人生ドキュメンタリーを通して、KISFVFが不透明なこの業界にメスを入れる…!
ゲスト:松倉友二(アニメーションプロデューサー)
大城愛香(『ゴヤリーナとサンゴ礁』)
原口甲斐(『EGOISM』『TALISMAN』)

『地球は本当にまるいの?』Is The World Round? (1977 / 9'58" /エストニア)
広い世界を見る旅と、子供から大人への旅。当時社会にそぐわないとして、エストニア以外のソ連では公開禁止になった処女作。この経験のおかげで、メッセージをストレートに出すのではなく、けむに巻かないとダメだと悟ったという、記念すべき作品!?

『森のなかのマジシャン』And Plays Tricks (1978 / 10'00" /エストニア)
突如森に現れた緑の子グマは、いたずらを仕掛けるのが大好き。でも、ついつい調子に乗りすぎ、森の仲間たちはカンカン。さあ、マジシャン緑の子グマの腕の見せ所!

『パルノグラフィ』Pärnography (2005 / 52'00" /エストニア) 監督:Hardi Volmer
二度の国際特別功労賞を受け、今や国民的作家となったパルン。ソ連時代の灰色の幼少期から、アニメーション作家になるまでの経緯等、現在に至るまでのパルンの人生がぎゅっと凝縮されている、ポートレート的ドキュメンタリー。
映像業界でプロとして働き始めて20年が経過した。 キャリアを重ねて様々な事が解るようになった。 一番大きな事は「プロ」として働いてお金を得ると 言う事はどういう事かだ。芸大を卒業する人間は 沢山居るがプロになる人間は思いの外少ない。 折角の機会なので色んな話をしてみたい。
本映画祭のパートナーである東京学生映画祭の本年度グランプリ作品を上映します。
東京学生映画祭 公式HP http://www.tougakusai.com

『デリバリーファッションヘルス』
東京造形大学映画研究会 1時間55秒 ジャンル:青春
入れ替わった大学生、夢を追えなくなった小説家、現状の幸せに不安を抱える青男、ダメ男に引っかかるダメ女、間違った革命家、全てのもやもやが曖昧に晴れていく。
撮影/車両:村田優也
音声:加藤幸一
照明/編集補助:中嶋駿介
美術/衣装:増山広奈
制作:瀧澤将師 木村宗次朗
制作補助:宮崎陽子 緑川有珠
助監督:山田佳乃子
脚本/編集/監督 古地良子
誰かに向けてのメッセージではなく、私自身のコンプレックスや、悩みを発散するために作った映画です。 こーゆー子もいるんだな、と、見てもらえたら嬉しいです。 楽しんで、共感して見て頂けたら、もっと嬉しいです。
この企画では、大谷大学で今年開催された「第4回春の高校放送フェスティバル in Kyoto」において、評価を受けた7作品を上映します。
高校生が創る作品の魅力は、なんといってもその発想力です。大人と子供の境目を行き来する高校時代には、大人と子供のどちらにも見えないものがたくさんあります。そしてその中で様々な経験をし、悩み、成長してゆくでしょう。その複雑で多感な時期に、彼等の想いを自分達なりに体現した作品は、私達には見えない大切な事に気付かせてくれるかもしれません。
公での上映機会の少ない高校生作家にとって、友人でも先生でもない“誰か”に自分の作品を評価してもらうことは、大きな刺激になり、それはきっと彼らの一歩になります。この企画を行うことで、高校生作家と映画の交差点を生み出し、今後の彼等の可能性を広げることができたらと思っています。
『本の虫』 京都府立桃山高等学校 20min
『いい足袋、京気分!』 京都府立洛西高等学校 8min
『鳥羽高校の原点~あの銅像、実は...!!~』 京都府立鳥羽高等学校 8min
『Re:』 京都府立京都すばる高等学校 18min
『彼等の教室』 京都府立嵯峨野高等学校 13min
『第三十五回全国登校競技遅刻部門』 立命館高等学校 10min
『JKD~女子高生男子』 京都府立嵯峨野高等学校 5min

会場である京都シネマ横の京都精華大学サテライトスペース「kara-S」に、映画祭期間中数日限定で交流スペースを設けています。映画祭の中に自由な”たまり場”を提供することで、入選監督と観客、実行委員が気軽に交わることのできるよう、プロジェクターによる過去の入選作品上映(予定)や映画祭の記録展示など様々な仕掛けを用意しております。
※交流スペース解放期間は、決定次第HPにてお知らせいたします。


映画祭の最後を締めくくる授賞式では、本年度の短編/長編の各グランプリ作品を発表いたします。最終審査員と入選監督による徹底討論や、実行委員による講評発表も予定しています。また、来場者からの作品や審査に関する質疑応答の時間も設けており、登壇する入選監督や最終審査員、実行委員へ直接質問することができます。授賞式の後は一般の方も参加できるアフターパーティーを予定しておりますので、是非ご参加下さい。
※アフターパーティー詳細はHPにて後日発表予定です。